家賃滞納の初期対応
家賃滞納は賃貸経営において一般的なトラブルですが、初期対応がその後の解決を大きく左右します。ここでは、家賃滞納が発覚した際にすべきことと、絶対にしてはいけないことをまとめました。
家賃滞納が発覚したら
1. 滞納の確認
まずは、本当に滞納が発生しているか慎重に確認しましょう。振込名義がいつもと違うだけで、実際には支払われているケースもあります。
2. 借主への連絡
滞納が確認できたら、すぐに借主に連絡して未払いであることを伝えます。最初は行き違いの可能性もあるので、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
連絡手段は、相手が受け取りやすい方法を選びます。最近ではSNSも有効な手段です。SNSであれば、相手の反応を得やすく、振込先口座の確認もスムーズです。
この最初の連絡の目的は、単なる督促だけでなく、借主の状況(連絡がつくか、何か困ったことはないかなど)を把握することにもあります。
全てのやり取りは、後々の証拠として残るよう、可能な限り録音、録画、またはスクリーンショットなどで保存しておきましょう。
いつから対応すべきか
家賃滞納への対応は、滞納が発生した直後から行うのが基本です。時間が経つと、借主がうっかり忘れていた場合でも、そのお金を他の支払いに充ててしまう可能性があります。
また、借主が経済的に困窮している場合、早期に状況を把握しておくことで、長期滞納に陥る前に対策を講じることができます。迅速に対応することで、「このオーナーは滞納に厳しい」という姿勢を示し、今後の滞納リスクを軽減する効果も期待できます。
初期対応以降の対応
初期対応で滞納が解決しない場合は、より本格的な対応が必要です。
- 保証人への連絡: 借主に保証人や連帯保証人がいる場合、状況を伝え、支払いを求めます。
- 専門家への相談: 借主や保証人と連絡が取れない場合は、住民票などを調査する必要が出てくることもあります。このような調査は専門家(弁護士など)に依頼することで迅速に進められます。
家賃滞納の対応でやってはいけないこと
家賃滞納の対応で最も重要なのは、「自力救済」をしないことです。自力救済とは、法的な手続きを通さずに、家主が自らの力で権利を実現しようとする行為で、原則として禁止されています。
- 鍵の交換・無断入室: 契約書に記載があったとしても、家主が借主の同意なく勝手に鍵を交換したり、部屋に入ったりすると、刑事・民事上の責任を問われる可能性があります。
- 早朝や深夜の督促: 威圧的な態度や声での督促、または早朝・深夜の連絡は、違法と判断されることがあります。解決までの期間が長引いたり、慰謝料を請求されたりするリスクがあります。
- 周囲に滞納の事実をさらす: 玄関に張り紙をしたり、近隣や勤務先に滞納の事実を伝えたりすることは、名誉毀損にあたる可能性があります。督促はあくまで借主本人に対してのみ行いましょう。ただし、緊急連絡先や連帯保証人への連絡は問題ありません。
家主様の味方です
家主様の相談を受ける
赤坂見附法律事務所では、私・水田 匡之が不動産賃貸関係のトラブル(家賃滞納、契約違反)を積極的に取り扱っております。
賃貸借契約は貸す側・借りる側双方にとって重要性が高く、かつ関係が長期間継続することもあります。
その結果、トラブルが生じた場合の損害・影響は大きく、他の分野に比べても、迅速・適切な解決が求められます。
ぜひ、家賃滞納でお困りの家主様はご相談ください。
家主様による相談は無料です。全国で最短翌日対応しておりますので、ご安心ください。